【タイ国鉄東北線】25号2等寝台車で行くノンカイ10時間の旅
4年前に初めてノンカイ線の寝台車に乗ってからもう二度と乗るまいと思っていたが、2年前に車両が新しくなったということで再度挑戦してみた。
旧車両は韓国Daewoo製のこ汚くてとにかくエキセントリックと言うか変な揺れ方をする車両でとても寝られるものではなかったが、新車両は中国製。
揺れ方はマイルドになっていて我慢できる。基本的なレイアウトは旧型と同じだが、ハシゴが折りたたみ式になって広々としている。
車内は清潔感があり、トイレも旅客機とまではいかないがギリOK。
シーツもタオルケットも清潔だ。嬉しいのは各寝台に読書灯付きのコンセントがあることだ。
チケットも今ではネットで簡単に買える。https://www.thairailwayticket.com
支払いはクレジットカードかタイ国内銀行のデビットカードで決済出来るが何故か今回はバンコク銀行のデビットカードが使えなかった。2等寝台下段で998バーツ。
ネットで予約したのでそれに30バーツチャージされる。
ちなみに上段は899バーツで窓がなく横幅が少し狭い。
寝台の長さは175cmの身長でギリ足が伸ばせる。
11時間ひたすら寝るだけであれば上段でも良いが、ゴロゴロしながらパソコンや携帯いじったりするのであれば下段のほうが良い。
気になったことといえばカーテンの造りがイマイチ詰めが甘いというか華奢で頼りない感じ。中国製のご愛嬌である。
ちなみに数年前の乗務員による強姦殺人事件以来車内での飲酒は禁止となっている。
あれは確か、南部方面の寝台列車で覚せい剤を飲んだ乗務員が女子中学生を強姦して殺して窓から遺体を捨てた事件だったと思う。
今回隣の席の人がビールをこっそり飲んでいて車掌さんに怒られていた。1000バーツの罰金だぞと脅されていたが結局罰金は取られなかったようだ。
バンコクからノンカイの国境に行く場合、ウドンタニーまで飛行機で行って空港から出ているミニバス(200バーツ)で国境まで行くほうが圧倒的に早くて安い。
だが今回はあいにく安いチケットが無く久しぶりに鉄道で行くことにしたのだ。
でも一泊車中泊になるのでトータルだとこっちのほうが安いかも。
現在、巨大な新バンコク中央駅がバンスー地区に建設中で完成間近である。
ホアランポーンの駅舎は博物館になるそうだが、この昔の上野駅を思わせるようなノスタルジックな旅情を味わえるのも今のうちかもしれない。