注射で治るワキガ。《ボトックス治療》
腋臭症、いわゆるワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗と皮脂が細菌によって分解される時の匂いです。
すそワキガ(外陰部ワキガ)も同じです。
腋臭症治療では病院やクリニックでのアポクリン汗腺切除手術や腋臭症RF治療器によってアポクリン腺を熱破壊する治療法が最も根本的な治療法ですが、時間もかかり費用もそれなりに覚悟しなければなりません。
そういった事情から最近では皮下注射だけで済むボトックス療法がよりお手軽で費用対効果のある治療法として注目されています。
美容整形でおなじみのボトックス療法とは、正確にはボツリヌス毒素療法といい、本来は脳卒中や脊髄損傷など、神経系の疾患による運動機能障害に使用される治療法です。
この治療法が多汗症や腋臭症治療にも応用されています。ボトックスとはボツリヌス菌がつくるタンパク質から精製されたボツリヌス毒素製剤を、匂いの発する患部皮下に注射する治療法です。この薬品が、交感神経からの汗腺への信号をブロックし、発汗や皮脂の分泌を抑えます。
ボトックス治療の利点
- 注射のみの施術であること
- 治療時間が数分で済むこと
- 定期的に治療を行うことで汗腺が徐々に萎縮し、薬効の持続期間が長くなることが期待でる
また、アポクリン汗腺は毛根にあるのでボトックス治療とともに脱毛も一緒に行う事で効果はさらに高くなります。
ワキガは、それ自体は病気ではありません。女性は特に体質の変化によって匂いの程度は変わってきます。
歳を重ねていくにつれ体臭は弱まっていくものです。
まずはこの治療法を試してみるのが賢明かもしれません。