脱毛症治療薬【ミノキシジル】の効果と副作用
タイでは育毛発毛の経口薬としては、【プロペシア】(フィナステリド)よりも【ミノキシジル】が一般的です。
薬局でも何種類か置いてあり、メーカーによって多少値段が違いますが基本的に成分は皆一緒です。
購入する場合、店頭に薬剤師がいれば処方箋は必要ありません。
【プロペシア】は本来前立腺肥大症の薬であり、妊婦や子供には絶対に使用してはいけません。
妊婦の皮膚に付着しただけでも男の胎児の場合、生殖器に異常をきたす恐れがあると警告があるほどの薬です。
一方【ミノキシジル】は女性にも使用可能で効果がある薬です。
日本ではリアップの有効成分として使われていますが育毛発毛剤として認可されているのは外用のみです。
AGA治療薬としての経口投与は認められていません。
元々は高血圧の治療に使われる血管拡張剤として開発されましたが、1980年代に脱毛症に効果があることが解り、発毛薬として使われるようになりました。
バイアグラと似た経緯ですね。
本来血管拡張剤なので当然副作用にも注意しなければなりません。
外用薬として使用した場合最も多い副作用が「頭皮の痒み」で、湿疹や皮膚炎など様々な報告が確認されています。
経口摂取した場合は、効果は高くなりますが、副作用も重くなってきます。
頭痛、めまい、ふらつき、動悸、息切れ、性的不能、勃起障害、低血圧などのほか、腎機能に障害を及ぼす危険性があります。
元々高血圧の薬として開発されましたが、現在では循環器系への副作用があるため降圧剤としても使用されなくなった薬です。
【プロペシア】(フィナステリド)にしろ【ミノキシジル】にしろ経口投与の場合は注意が必要ですが、【ミノキシジル】のほうが女性も使えるということなので少し安心です。
タイにおいては【ミノキシジル】が絶大な効果がある薬として知られていますが、やはり副作用を知ってしまうと・・・・。
ちょっと引いてしまいます。