奇跡のハーブ【ツボクサ】その効果はいかに
ツボクサ(あるいはゴツコラ)のことをタイ語では"バイボボ"と呼ぶ。
タイ語から正確に訳すと"バイブァボック"と発音するそうだがタイの市場ではバイボボで普通に通じる。
バイが"葉"の意味でボボが名前。九州の皆様失礼。
英語名はIndian pennywortである。
日本の田舎の野原に生えてる雑草 "チドメグサ"に似ているセリ科の植物である。
タイでは傷、皮膚疾患に効くハーブとして知られるが、精神疾患にも効果があるそうだ。
普通はイサーン料理の付け合せとして3,4本ついてくる程度の地味〜な存在だ。
とても安い野菜で、市場で20バーツ(70円ほど)も出せば教会の結婚式で花嫁が投げるブーケぐらいの量が買える。
普通薬効のある野菜と言えば長期間継続的に摂取することでなんとな〜く効果がでてきた気がするものだが、この葉っぱ、実はものすごい薬効成分を含んでいて即効性があるハーブなのだ。
ムエタイの選手が試合後にジュースにして飲む話は有名である。
私も吹き出物が化膿したり、包丁で豪快に指を切った時などはこの草と水をミキサーでドロドロにして、鼻をつまんで一気飲みするが、翌日にはハッキリと効果が感じられる。
WHOが21世紀に残すべき重要な薬草リストに入れているほどの野菜である。
でも、
おいしくないのだ。
苦くて固くて繊維が強すぎる残念な野菜でもある。