タイにもあったぞ!【海ぶどう】どっから持ってきた?
シーナカリン通りのシーコンスクエアでは毎週土日になると一階のフロアーで何某かのイベントが開かれる。
日本関係のイベントも結構多い。
ある日日本食のイベントがあったのでブラブラと歩いていたら、なんと海ぶどうを発見。
こちらはタイ南部のクラビー産で、パンガー湾あたりでも採れるらしい。
タイ語では【サラーイ・アグン】と言うそうだ。
日本では沖縄の恩納村の海ぶどう栽培が有名だが、村の産業を守るために村人以外の人が新規参入しようとすると徹底的に妨害して排除するんですよと地元の人が苦々しく言っていたのを思い出す。
タイのクラビーまで離れていれば文句も言われないのだろうと思ったが、東南アジアのきれいな海では元々普通に自生していて、結構いろんな所で栽培されているそうだ。
その割にはなかなか見かけないが。
ワンパック80バーツ。日本の値段から比べれば結構安い。
海ぶどう自体には味なんかほとんどないのだがかすかな渋味は沖縄で食べたものと同じであった。
タレはタイらしく酸っぱ辛いナーム・チム・シーフードが付属していてこれが結構合っていて美味しい。
買ったときに冷蔵庫には入れないでくださいと言われた。タイでは毎日30度を超える暑さなのに冷蔵庫に入れてはいけない野菜や果物が結構ある。
海ぶどうも流通過程での保存が難しいのかもしれない。市場でもスーパーでも見かけたことが無い。
スクンビットに販売代理店があるそうだが、今のところ受注販売になるそうで、たまに屋台でも売っているとの事だ。
日本食ブームとはいえ、海ぶどうが日本の食べ物としてタイでブレイクするかといえば、う〜ん。ど〜でしょう?
多分タイ人にとっては、沖縄の珍味どころか、日本で食べられていることすら知らないかも。タイ南部の変な海藻ぐらいの認識かもしれない。